慢性腎臓病などで皮下輸液が必要な犬の家庭でのケアにおすすめの製品と選び方をまとめました。安全で効果的な自己投与のために知っておくべき重要な情報です。





| 項目 | LRS(乳酸リンゲル液)系 | 生理食塩水(0.9%) | カリウム補充型輸液 |
|---|---|---|---|
| 主に使われる状況 | 慢性腎臓病など長期的な水分・電解質の補充 | 単純な水分補充、軽症の脱水 | 嘔吐・下痢などでカリウムが不足したときの補充 |
| 皮膚への刺激 | 等張液のため比較的刺激が少ない方 | 等張液のため比較的刺激が少ない方 | カリウム濃度によって異なる場合があるため獣医師と相談 |
| 使用時の注意 | 獣医師処方の用量を遵守、過量時は過水和に注意 | 長期の単独使用時は電解質を確認 | 自己判断による増量は禁止、過量投与時は体に大きな負担がかかることがある |
特定の製品・病院を推奨する表ではなく、獣医師と相談する際に参考にする基準です。治療・検査の決定は必ず診察を通じて獣医師と一緒に行ってください。
注意:過剰な投与は心臓に負担をかける可能性があります。
皮下輸液を多量に、あるいは頻繁に投与すると、体内の水分が過剰になり、心臓に負担をかける可能性があります。特に心臓疾患を併発している犬の場合は、そのリスクが高まります。必ず獣医師が指示した用量と投与間隔を守ってください。投与後、犬に呼吸困難、咳、ショック症状などが現れた場合は、直ちに動物病院を受診してください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition, 2023
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition, 2022
[3] Blackwell's Five-Minute Veterinary Consult Clinical Companion, Small Animal Toxicology, 3rd Edition, 2021