目を細める猫、放置すると失明につながることも。ヘルペスウイルス・角膜潰瘍・緑内障など、原因別の対処法と病院へ行くべきサインを段階的にまとめました。

| 段階 | 症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 1段階(観察) | ときどき目をこする、涙が少し出る | 1~2日様子を見て、続く場合は動物病院へ |
| 2段階(注意) | 目が細くなる状態が持続、目やにや充血を伴う | 24時間以内に動物病院へ |
| 3段階(深刻) | 目が完全に閉じている、光を避ける、角膜に白い点がある | 当日中に動物病院へ |
| 4段階(緊急) | 眼球の突出・陥没、大量の分泌物、激しい痛み | 直ちに緊急の動物病院へ |

すぐに緊急動物病院へ連れて行かなければならないサイン
以下の症状のいずれかがある場合は、当日の緊急処置が必要です。眼球の脱出や陥没が見られる場合、角膜全体が白濁している場合、目から血液や大量の膿性分泌物が出ている場合、あるいは目を完全に閉じたまま食べ物を拒否する場合は、直ちに緊急動物病院にご連絡ください。猫の目の状態は数時間で急激に悪化することがあります。

高齢の猫や白猫は特に注意が必要です。
猫は痛みを隠すのが上手な動物です。目をわずかに細めるだけでも、内側では強い痛みを感じている可能性がありますし、痛みによって第三眼瞼(瞬膜)が浮き上がってくることもあります。高齢の猫では、高血圧などの全身疾患が網膜剥離や出血といった目の症状として現れる場合があるため、より注意が必要です。また、白猫や明るい色の猫では、瞼のように色素の少ない部位に皮膚疾患や腫瘍が生じる可能性があるため、日光への曝露には注意が必要です。症状が軽くても48時間以上続く場合は、必ず動物病院を受診してください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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