マーボフロキサシンの作用機序、適応症、副作用、投与時の注意事項など、保護者が知っておくべき重要な情報をまとめました。


| 項目 | マルボフロキサシン | エンロフロキサシン | プラドフロキサシン |
|---|---|---|---|
| 投薬頻度 | 1日1回 | 1日1〜2回 | 1日1回 |
| 猫の網膜への安全性 | 比較的安全 | 高用量時に危険 | 根拠が不十分 |
| 主な適応症 | 皮膚・尿路・呼吸器 | 広範囲 | 皮膚・軟部組織 |
| 組織への浸透性 | 優れる | 優れる | 優れる |
薬物の選択は必ず獣医師が細菌感受性検査の結果に基づいて決定します
このような場合は、投薬を避けるか、慎重に行う必要があります。
成長期の犬は関節軟骨が損傷する可能性があるため、できるだけ避けてください。特に急速に成長する時期に高用量を2週間以上使用すると、軟骨侵食のリスクが高まることが報告されています。てんかんにより抗けいれん薬(フェノバルビタールなど)を服用している場合も発作を誘発する可能性があるため、慎重に使用し、妊娠中・授乳中や腎機能が低下しているペットにも注意して使用してください。マーボフロキサシンは尿中に活性型で排泄される薬物であるため、腎臓の状態が重要です。猫では高用量のフルオロキノロンによる網膜毒性で失明した症例が報告されているため、必ず獣医師が用量を調整します。

一緒に与えてはいけないもの
制酸剤、カルシウム・鉄分・亜鉛を含む栄養剤、乳製品と一緒に与えると、薬の吸収が妨げられることがあります。これらの成分は、時間を空けて別々に投与するのが望ましいです。また、他の抗生物質や気管支拡張剤(テオフィリンなど)と併用すると、薬物相互作用が生じる可能性があるため、現在服用中の薬がある場合は、処方を必ず獣医師に伝えてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition
[2] Handbook of Veterinary Pharmacology
[3] BSAVA Small Animal Formulary, 10th Edition