犬の肥満はインスリン抵抗性につながる可能性があります。保護者の皆様にご理解いただきたい重要な質問と回答をまとめました。



すぐに病院を受診する必要があるサイン
犬が急に食欲が増し、水をよく飲み、頻繁に排尿する場合は、糖尿病の可能性があります。この状態が続くと脱水やケトアシドーシスを引き起こすことがあるため、すぐに獣医師にご相談ください。


| 項目 | 食事調整 | 運動 | 薬物治療 |
|---|---|---|---|
| 効果の速さ | 中程度 | 低速 | 速い |
| 副作用リスク | 低い | 低い | 高い |
| 持続可能性 | 高い | 中程度 | 低い |
| 費用 | 安価 | 安価 | 高い |
食事調整が最も安全で持続可能な方法です。薬物は獣医師の処方が必要です。
注意すべき点:急激な体重減少は危険です
肥満の犬に急激な減量を行わせると、体に負担がかかってしまう可能性があります。教科書で報告されている成功例の減量速度は、1週間で体重の約0.8%程度でした。そのため、1週間で1%前後という緩やかなペースを目標とし、必ず獣医師と相談して減量速度と食事計画を立てるようにしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Burkholder WJ. Use of body condition scores in clinical assessment of the provision of optimal nutrition. J Am Vet Med Assoc 2000;217(5):650-4.
[2] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. The New Puppy Wellness Examination. 2014;244(11):1279-84.
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me. 2021. Page 123-125.