犬の副腎機能低下症(アジソン病)は、ホルモン不足によって引き起こされる比較的多く見られない内分泌疾患です。早期の診断と適切な管理が、生存にとって不可欠です。



すぐに動物病院を受診が必要な症状
犬が突然倒れた場合や、激しい嘔吐・下痢で脱水状態に陥った場合は、命に関わる緊急事態です。このようなときは、すぐに病院に到着させ、獣医師による静脈注射で水分と電解質を補給する必要があります。



注意が必要な犬種と時期
アジソン病は、若齢から中年期のメス犬に多く見られ、報告例の約70%がメスです。特にグレートデーン、プードル、ウェストハイランド・ホワイト・テリア、ポルトガル・ウォーター・ドッグ、ビアードド・コリー、ロットワイラー、ノバスコシア・ダック・トリング・レトリバーなどは遺伝的素因があることが報告されています。これらの品種の犬を飼われている場合は、症状が現れたら速やかに検査を受けることが大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Burkitt Creedon, J.M. et al. (2023) Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed. Elsevier.
[2] Hoskins, J.D. et al. (2021) Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats. Wiley-Blackwell.
[3] Ettinger, S.J. et al. (2022) Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier.