犬のホットスポットは、かゆい皮膚を繰り返し掻いたりなめたりすることで細菌が増殖し、生じる急性の皮膚疾患です。原因、症状、治療法、家庭でのケア方法までまとめました。

| 分類 | 表在型ホットスポット | 深在型ホットスポット |
|---|---|---|
| 外観 | 赤く湿潤な単一の病変 | 膿・丘疹・衛星状病変を伴う |
| 主な原因 | ノミ・アレルギーによる刺激 | 基礎感染の悪化 |
| 疼痛 | 中等度 | 重度(触ると回避・唸る) |
| 治療 | 外用抗生物質+原因除去 | 全身抗生物質の投与が必要 |

このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
ホットスポットの病変が急速に拡大したり、膿が出たり熱を伴う場合は、深部型ホットスポットの可能性が高いです。患部周辺に小さな丘疹や膿疱などの衛星病変が見られる場合や、犬が食欲を失ったり元気がない場合は、迷わず動物病院を受診してください。深部型の場合、細菌培養や感受性検査に基づいた全身の抗生物質治療が必要になることがあります。


再発の防止が最も重要です。
ホットスポットは再発しやすい疾患です。再発は、外見では分かりにくい根本的な一次原因によって繰り返されることが多いため、一度発症した場合はノミ、アトピー、食物アレルギーなどの根本原因を正確に把握し、適切に管理することで、同じ部位に再びできるのを防ぐことができます。定期的な駆虫対策、入浴や水遊び後の患部までの完全な乾燥、湿気が皮膚にこもらないよう心がけるスキンケアが役立ちます。場合によっては、生涯にわたる継続的な管理が必要になることもあります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Jackson HA, Marsella R. BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition. BSAVA.
[2] Schaer M. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition. Chapter 18: Dermatologic Disorders. CRC Press.
[3] Hill P. The dog with a hot spot. In: 100 Top Consultations in Small Animal General Practice. Wiley-Blackwell.
[4] The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me.