犬の毛囊虫症は、毛囊虫が皮膚の毛包内に寄生して起こる寄生虫疾患です。早期発見と適切な治療が重要です。




| 項目 | 主な症状 | 治療の方向性 | 病院受診の必要性 |
|---|---|---|---|
| 軽症(局所性) | 顔や前脚、足に局所的な脱毛、軽い発疹 | ほとんどの場合は特別な治療をせず経過を観察し、全身型へ進行した場合は治療を開始 | 必須ではありませんが進行の有無をモニタリングする必要があります |
| 中等度(拡散性) | 2か所以上の部位に脱毛、皮膚の剥離、毛包の炎症 | イソオキサゾリン系駆虫薬などを投与、定期的な皮膚検査でモニタリング | 推奨 |
| 重症(全身性) | 全身の脱毛、激しい炎症、二次的な細菌感染の可能性 | イソオキサゾリン系駆虫薬、二次感染時は抗生物質、基礎疾患の是正 | 直ちに必要 |
毛包虫症(ニキビダニ症)は早期治療が重要です。症状が悪化すると治療期間が長くなります。

すぐに病院を受診すべきサイン
全身の脱毛、強い痒み、皮膚の化膿や悪臭が見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは二次性の細菌感染症が発生している可能性を示しています。治療が遅れると、治療期間が長引いたり、回復が困難になったりする恐れがあります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2023). Chapter 18: Dermatological Disorders.
[2] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. (2021). Section on Demodicosis.
[3] Kumari P, Nigam R, Singh A et al. (2017). Demodex canis regulates cholinergic system mediated immunosuppressive pathways in canine demodicosis. Parasitology, 144(11), 1412–1416.