猫の歯吸収性病変(FORLs)は、歯が徐々に吸収される一般的な疾患であり、早期発見と適切な管理が重要です。飼い主の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。



すぐに病院を受診すべきサイン
猫が食べ物を食べなかったり、口を開けたり顎を動かす際に痛みを示したり、口から出血している場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。FORLs(猫の歯吸収性病変)は、痛みがひどくなるまで症状がほとんど現れないため、飼い主が見落としがちです。正確な診断のために獣医師によるX線撮影が不可欠ですので、症状を疑う場合は迅速に対応してください。
| 項目 | 段階 | 症状 | 治療方法 | 予後 |
|---|---|---|---|---|
| 1段階 | 歯根表面から吸収が始まる | 外から見える症状はほとんどない | X線・口腔検査で確認、経過観察 | 良好 |
| 2段階 | 象牙質へ吸収が進行 | 痛みで片側だけで噛む、または食事の変化 | 獣医師の判断により抜歯 | 普通 |
| 3段階 | 歯冠が破損し、歯根のみが残る | 痛みの表出、食欲低下 | 抜歯が必要(完全抜歯が難しい場合は歯冠切除) | 抜歯後に痛みの緩和が可能 |
段階は獣医師がX線と口腔検査を通じて判断します。早期発見が予後に大きく影響します。



注意:治療後の再発の可能性と管理の重要性
FORLs(猫の歯根吸収症)は、一度治療しても他の歯で再発する可能性があります。特に猫の歯は複数の歯が影響を受けることが多いため、定期的な口腔検診と衛生管理が不可欠です。獣医師が推奨する治療後のケアプランを必ず守ってください。痛みが再発すると、猫の食欲や精神状態に大きな影響を与える可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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