猫のペースメーカー埋め込み手術は、心拍数が極端に遅く生命に危険が及ぶ場合に施行される手術です。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。




このような症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
手術後に失神や呼吸困難、切開部位の腫れや出血が見られた場合は、すぐに病院へお越しください。これらは機器の問題や感染症の兆候である可能性があります。

| 項目 | 手術前の状態 | 手術後の状態 |
|---|---|---|
| 心拍数 | 120回/分未満(徐脈) | 適正な拍動数を維持 |
| 活動能力 | 疲れやすい、失神・虚弱の可能性 | 安定回復後に日常活動が可能 |
| 呼吸状態 | 呼吸困難、速い | 正常な呼吸、安定的 |
| 定期検診の周期 | なし | 定期的な点検(拍動数・バッテリー確認) |
ペースメーカーが無事に挿入されれば予後は良好な方であり、拍動数の調整とバッテリー確認のための定期的な点検が必須です。
注意すべき点:機器の干渉と感染リスク
ペースメーカーの電極(リード)が移動したり折れたりする可能性があります。また、切開部位の漿液腫(セローマ)や感染症は、挿入後に最もよく見られる合併症です。これらの問題は深刻な合併症に発展する可能性があるため、定期的な点検と傷の手入れに注意を払う必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed, 2023
[2] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed, 2022
[3] Small Animal Anesthesia and Pain Management A Color Handbook, 3rd Ed, 2021