猫の毛質別ブラッシングの頻度、ブラシの選び方、段階的なブラッシング方法、そしてブラッシング中に確認すべき健康上の異常サインまでまとめました。

| 項目 | スリッカーブラシ | ピンブラシ | ラバーブラシ | コーム(櫛) |
|---|---|---|---|---|
| 適した毛のタイプ | 長毛・中毛 | 長毛 | 短毛・中毛 | すべてのタイプ |
| 主な用途 | 毛のもつれをほぐす | 仕上げの整え | 抜け毛の除去・マッサージ | 細かなもつれの確認 |
| 使い方のコツ | 皮膚に当たらないよう優しく | 毛並みの方向にとかす | 円を描くように優しくこする | 先端が丸い製品を選ぶ |
猫の毛の状態や性格に合わせて、複数の種類を併用するのが効果的です

絡まった毛は、無理やりブラシで梳かないでください。
毛玉を無理やり引っ張ると、皮膚が裂けたり、猫が激しい痛みを感じたりする可能性があります。小さな毛玉は指で優しくほぐし、ひどく絡まった部分は無理をせず、動物病院や専門のグルーマーに任せるのがよいでしょう。はさみで直接切ることは皮膚を傷つけるリスクがあるため、おすすめしません。


過度なグルーミングは、ストレスのサインかもしれません。
猫が特定の部位を集中的に舐め、毛が抜けて皮膚が見えてしまうような場合は、ストレス性の過剰グルーミング(心因性脱毛)を疑うことができます。獣医行動学の教科書によれば、慢性的なストレスや持続的な不安が主な原因であり、猫の欲求が満たされなかったり、不安な状況が繰り返されたりすると過剰グルーミングが現れることがあります。このような場合、ブラッシングだけでは解決が難しいため、必ず獣医師に相談してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Atkinson, T. A Professional's Guide to Feline Behaviour: Understanding, Improving and Resolving Problems, 2024
[2] Little, S.E. The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2012
[3] Hill, P., Warman, S., Shawcross, G. 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Wiley-Blackwell