犬のウイルス性上気道感染症は、複数のウイルスが複合的に作用して鼻やのどに炎症を引き起こす疾患です。早期の認識と適切なケアが重要です。



すぐに病院を受診する必要がある症状
犬が呼吸困難を示したり、口を開けて息を整えるような行動を見せたり、唇や口腔内が青紫色に変色したり、3日以上高熱が続く場合は、すぐに動物病院を受診してください。これらは肺炎や重篤な合併症の兆候である可能性があります。特に、若い犬、高齢犬、免疫力が低下している犬はリスクが高くなります。



犬種別の注意点と再発予防
短頭種(ブルドッグやペキニーズなど)は、鼻孔が狭いなどの構造的な特徴から、呼吸器の問題を起こしやすい傾向があります。感染後も呼吸が苦しくなる可能性があるため、注意が必要です。感染後は体調が落ち込むことがあるため、ワクチン接種は完全に回復してから獣医師と相談して時期を定めるのが理想的です。再発を防ぐためには、ストレスを最小限に抑え、規則正しい生活と十分な栄養供給が重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition, 2023
[2] Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats, 2021
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2020