犬の去勢手術後は、ホルモンバランスの変化により身体的・行動的な変化が生じる可能性があります。正確な理解と適切なケアが重要です。



直ちに動物病院を受診すべき場合
手術後1週間以内に、発熱、出血、腫脹、激しい痛み、食欲不振、嘔吐、下痢などが続く場合は、すぐに病院を受診してください。また、手術部位が腫れたり、はっきりとした異臭がしたりする場合は、感染の可能性が高いです。これらは去勢手術後の合併症の兆候である可能性があるため、迅速な対応が重要です。



品種別の注意点と再発予防
去勢・卵巣摘出術後はホルモンバランスの変化により肥満になりやすくなり、特に一部の犬種では体重増加に対してより敏感です。例えば、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、スパニエル種などは体重管理が特に重要となります。肥満は様々な健康問題を引き起こす可能性があるため、手術後は長期的な食事管理と継続的な運動で体重を適切にコントロールしましょう。また、メスの犬は去勢後に尿失禁のリスクが高まる可能性があるため、術後は体重の変化や排尿・行動の変化を細かく観察することが大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2020
[2] Handbook on Field Veterinary Surgery, Chapter 19: Ovariohysterectomy in Canines and Felines, 2018
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me, 2023