犬の歯の予防用おやつやガムは、歯の健康維持に役立ちますが、間違った選び方をすると、かえって症状を悪化させる可能性があります。正しい使い方と注意事項を必ず確認しておきましょう。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
犬が急に口を開けられなくなったり、餌を食べなくなったり、口から出血している場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは重度の歯周炎や病的な顎骨骨折の兆候である可能性があります。歯の問題は痛みがひどくなると睡眠や食事にも大きな影響を及ぼすため、早期の診断と治療が重要です。



特定の犬種は、歯の問題によりかかりやすい傾向があります。
小型テリア、ダックスフンド、シーズーのように体が小さい、あるいは短頭種の犬は、歯が小さく密集しているため、歯石がたまりやすく、歯周病が急速に進行する可能性があります。このような品種では、生後6~9ヶ月という若いうちから定期的な口腔検査とケアが必要です。獣医師と相談して、個体に合わせたケア計画を立てることが重要です。一部の小型・短頭種は歯周病に特に脆弱であり、早期にケアを開始しないと、深刻な口腔病変を引き起こす可能性があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Rawlings, J.M., Gorrel, C., and Markwell, P.J. (1998). Effect on canine oral health of adding chlorhexidine to a dental hygiene chew. J. Vet. Dent. 15 (3): 129–134.
[2] Harvey, C.E., et al. (1996). The effect of chewing activity on oral health in dogs. J. Small Anim. Pract. 38 (4): 147–151.
[3] Ingham, S., et al. (2002). Effect of Hill’s Prescription Diet t/d on plaque and gingivitis in dogs. Am. J. Vet. Res. 63 (4): 617–622.