犬のクッシング症候群は、コルチゾールの過剰分泌によって引き起こされる内分泌疾患であり、LDDSおよびHDDS検査によって正確に診断できます。症状や原因、治療法までを一目で確認しましょう。



すぐに動物病院を受診が必要な症状
犬に突然の食欲減退、嘔吐、下痢、ショック症状(失神、呼吸困難)が見られた場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これはクッシング症候群が悪化しているか、副腎皮質機能低下症を発症している兆候です。特に薬物治療中の場合は、危険性が高まります。



特定の犬種はクッシング症候群の発症リスクが高いです。
プードル、ダックスフンド、ボストン・テリア、ボクサー、ビーグルなどは、クッシング症候群の発症リスクが比較的高いと報告されている犬種です。また、クッシング症候群は主に中年以降の老犬に発症するため、年齢を重ねた愛犬では定期的な健康チェックを行い、早期発見することが重要です。早期の診断と適切な治療は、疾患の管理に役立ちます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | LDDS検査 | HDDS検査 |
|---|---|---|
| 用量 | 低用量(0.01〜0.015 mg/kg) | 高用量(0.1 mg/kg) |
| 投与薬物 | デキサメタゾン | デキサメタゾン |
| 副作用リスク | 低い | 低い〜中程度 |
| 診断適合性 | クッシングのスクリーニング・確定診断時 | 原因の鑑別(PDH vs 副腎)時 |
HDDS検査は下垂体性(PDH)と副腎性の原因を区別するのに役立ち、LDDSはクッシングの確定診断に信頼できます。獣医師の判断により検査を選択します。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2023
[2] 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Sheena Warman, 2021
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed, 2022