猫の気胸は、肺の周囲に空気がたまって呼吸が苦しくなる急性の疾患であり、直ちに動物病院を受診する必要があります。原因としては外傷、肺疾患、遺伝的素因などが挙げられます。



すぐに動物病院を受診する必要がある緊急のサイン
猫が突然呼吸が速くなったり、唇や口腔内が青紫色に変色したり、呼吸に強い苦痛を示す場合は、直ちに動物病院を受診してください。これは命に関わる緊急状態です。



再発リスクの高い品種と注意点
猫における自発性気胸はまれに報告されるだけで、気胸の原因として最も多いのは外傷です。自発性気胸が生じる場合、胸膜下気胞や肺水胞などの病変、あるいは炎症性気道疾患などの基礎となる肺疾患を合併していることが多くあります。一度発症すると再発したり予後が不良になる可能性があるため、日頃から外部からの刺激を減らし、高い場所からの落下事故を防ぐ環境を整えることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2020.
[2] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed. Wiley-Blackwell, 2018.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier, 2017.