猫の心内膜炎は、細菌が心臓の弁膜に侵入して炎症を引き起こす疾患であり、早期発見が治療成功の鍵となります。症状は非特異的ですが、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。



心拍の乱れや突然の麻痺が見られた場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
心内膜炎により、心拍が不規則になったり、突然麻痺が生じたりした場合は、血栓が剥がれて脳や四肢に移動している可能性があります。これは命に関わる緊急事態ですので、直ちに動物病院へお越しください。



歯の疾患は、心内膜炎の主要な危険因子です。
歯の治療や手術などで血流に細菌が拡散すると、心内膜炎の引き金となる可能性があります。特に大動脈弁下狭窄などの基礎疾患がある高リスクの猫では注意が必要です。ただし、細菌のみで発症するのではなく、弁膜の内皮に損傷が伴った場合に起こるため、日頃の口腔ケアと定期的な健康診断でリスクを減らすことが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2021
[2] Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Ed, 2020
[3] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats, 2019