成犬体重2kg以下の超小型犬5品種をご紹介します。各品種の特徴と健康管理のポイントもまとめました。

| 項目 | チワワ | ヨークシャーテリア | ロシアントイ | ポメラニアン | マルチーズ(小型) |
|---|---|---|---|---|---|
| 平均体重 | 1.5~2kg | 1.5~2kg | 1~2kg | 1.8~2kg | 1.8~2kg |
| 平均寿命 | 14~18年 | 13~16年 | 12~14年 | 12~16年 | 12~15年 |
| 性格 | 大胆・忠実 | 活発・好奇心 | 愛嬌・敏感 | 社交的・賢い | 温和・愛着心 |
| 注意すべき疾患 | 膝蓋骨脱臼、水頭症 | 気管虚脱、低血糖 | 骨折、歯の疾患 | 膝蓋骨脱臼、脱毛 | 涙やけ、膝蓋骨脱臼 |
| お手入れの難易度 | 中程度 | 高い(トリミング) | 中程度 | 高い(トリミング) | 高い(トリミング) |
体重は成犬が基準であり、個体差がある場合があります




超小型犬種共通の健康上の注意点
超小型犬種は、低血糖や膝蓋骨脱臼に特に弱い傾向があります。また、口腔ケアも手薄になりがちなので、定期的な歯磨きで歯の衛生状態をしっかりと維持してください。食事は1日3〜4回に分けて与え、高い場所から飛び降りないように環境を整えてあげましょう。小型犬は体格上、医療処置の際に細やかな対応が必要な場合があるため、小型犬の診療経験豊富な獣医師による定期健診を受けることをお勧めします。
「ティーカップ」サイズの犬を飼うなら、これだけは必ず知っておきましょう
「ティーカップ」は公認された品種分類ではありません。一部の繁殖業者が意図的に小型個体同士を交配して生み出したマーケティング用語です。体格が極端に小さい犬ほど、さまざまな健康問題に対して脆弱になる可能性があり、「良血統」と言われても必ずしも健康であるとは限りません。そのため、譲渡を受ける前には必ず健康診断の記録と親犬の遺伝性疾患スクリーニング検査の結果を確認し、可能であれば親犬の全体的な健康状態まで確認することをお勧めします。少しでも気になる点がある場合は、譲渡前に獣医師に直接犬の診察をしてもらうことも推奨されます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Englar RE, The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, 2024
[2] O'Neill DG et al., Longevity and mortality of owned dogs in England, The Veterinary Journal, 2013
[3] Gough A et al., Breed Predispositions to Disease in Dogs and Cats, 3rd Edition, Wiley-Blackwell, 2018