犬の眼圧測定は、緑内障の早期発見に不可欠です。トノメーターの精度と使いやすさを考慮し、おすすめベスト3をご紹介します。





| 項目 | 推奨基準 |
|---|---|
| 機器 | リバウンド・アプラネーションなど専用の眼圧計を備えているところ(手による触診は不正確) |
| 検査の運用 | 両眼比較・反復測定で推移を見て原因疾患も一緒に調べるところ |
| 読影能力 | 角膜・眼底など眼科検査と総合して解釈する眼科経験のある獣医師 |
| 結果の解釈 | 緑内障・ぶどう膜炎など原因に合った治療をすぐに案内するところ |
| 費用の案内 | 検査前に予想費用と追加検査の可能性を事前に知らせてくれるところ |
特定の製品や病院を推奨する表ではなく、獣医師に相談する際の参考基準です。治療・検査の判断は必ず診察を通じて獣医師と一緒に行ってください。
注意:眼圧測定器使用時の禁忌事項
犬の目に傷や角膜びらん、重度の炎症がある場合は、眼圧測定(トノメトリー)が角膜を刺激したり、びらんを悪化させたりする可能性があるため、注意が必要です。ただし、目が痛みや充血が強い場合は、むしろ緑内障や葡萄膜炎との鑑別のために眼圧の確認が重要になることもあります。そのため、飼い主が勝手に測定を延期するのではなく、必ず獣医師の診察のもと、安全な方法で行うべきです。特に角膜を押して測定する圧平式よりも、接触時間が短いリバウンド式の方が損傷のリスクが低い可能性があります。また、首を過度に絞めるような保定は、実際の眼圧よりも高く測定される原因となるため注意してください。不適切な測定は目に負担をかけたり、結果を歪めたりする可能性があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Gelatt, K.N. et al. (1998). Distribution of intraocular pressure in dogs. Veterinary Ophthalmology, 1(2–3), 109–114.
[2] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. Case 30: The Dog with 'Blue' and 'Red' Eyes. 2020.
[3] Tilley, L.P. et al. (2007). Blackwell’s Five-Minute Veterinary Consult: Canine and Feline. 4th ed. Ames, IA: Blackwell.