膵炎の犬のための低脂肪フードの選び方、療法食と機能性フードの比較、与え方の注意点を一括でまとめました。

このような症状が見られる場合は、餌を変更する前にまず動物病院を受診してください。
以下の症状が一つでも当てはまる場合は、餌の切り替えよりもまず獣医での診察が必要です。急性膵炎は軽症から多臓器不全を伴う重症まで多様な形で現れ、悪化すると入院治療が必要になることもあります。 嘔吐の繰り返し: 食べ物や胆汁を繰り返し吐く場合 腹痛反応: お腹に触れたときに丸まったり、姿勢を保てなかったりする場合(食後の腹痛・背部痛の兆候) 脂性の下痢+元気のなさ: 元気のなさと脱水が同時に進行している兆候です 発熱と完全な食欲不振: 入院治療が必要になる可能性のある兆候です

| 項目 | 処方食の低脂肪 | 機能性の低脂肪 |
|---|---|---|
| おすすめの時期 | 急性期・再発期 | 安定期・長期管理 |
| 購入方法 | 動物病院の処方が必要 | ペットショップ・オンラインで購入可能 |
| 脂肪含有量 | 最も低いレベルの低脂肪 | 低脂肪レベル(水分換算後に確認) |
| 消化への負担 | 非常に低い | 低い~普通 |
| 代表的な製品例 | ロイヤルカナン GL Low Fat、ヒルズ i/d Low Fat | 低脂肪の機能性製品群 |
具体的な脂肪数値はメーカーの公式資料で確認し、水分を含む基準の場合は乾物基準(DM)に換算して比較してください。処方食は必ず獣医師の処方を受けてから使用してください。


どんなに良いドッグフードでも、これと一緒に与えてしまうと効果がありません。
低脂肪のフードを与えていても、以下の食品を一緒に与えると膵臓に負担がかかり、膵炎が再発する可能性があります。慢性膵炎では避けるべき食品として挙げられています。 サムギョプサル・鶏の皮・チーズ・バター: 脂肪が非常に多い動物性食品・動物性油脂・乳製品であり、膵臓に負担をかけます。 人間の料理の汁: ナトリウムと隠れた脂肪が多く含まれています。 脂肪の多い魚・魚油の過剰摂取: サケやイワシなどの脂肪の多い魚や魚油を大量に与えると、脂肪の負担が生じます。 オリーブオイル・ココナッツオイル: 健康的な脂肪であっても、膵炎の管理中は油脂類として分類され、避けるのが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed. Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets. Wiley-Blackwell, 2022.
[2] Schaer M, Gaschen FP (eds). Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Chapter 25: Nutritional Support. CRC Press, 2022.
[3] Little SE. The Dog Care Handbook: Things I Wish My Vet Had Told Me. 5m Publishing, 2024.