食物アレルギーによるかゆみ・嘔吐・下痢を示す猫のための、単一タンパク質および加水分解処方食5種類を比較しました。食事試験の原理と切り替え方法もまとめて解説しています。



| 項目 | 重要ポイント |
|---|---|
| 状態 | 一年を通して続くかゆみ・消化器症状が特徴です |
| 原因 | 特定の食事タンパク質に対する免疫過敏反応です |
| 診断 | 8〜12週間の食事制限試験が標準的な方法です |
| 治療 | 獣医師処方の単一タンパク療法食を厳密に給与します |
| 注意 | 療法食以外のおやつ・サプリメントは試験結果を歪めます |
特定の製品や病院を推奨する表ではなく、獣医師に相談する際の参考基準です。治療・検査の判断は必ず診察を通じて獣医師と一緒に行ってください。
処方食は必ず獣医師の診察を受けた後に開始してください。
この記事で紹介する5つの製品はすべて、獣医師の処方箋が必要な療法食です。飼い主さんが独断で使い始めると、以下のような問題が生じる可能性があります。 1. アレルギー以外の原因(寄生虫、膵炎、炎症性腸疾患など)を見逃してしまう恐れがあります。 2. 食事試験の手順が正しく行われず、結果の信頼性が損なわれる可能性があります。 3. 手作り食や独断で選んだドッグフード・キャットフードで進めると、栄養バランスの崩れが生じる恐れがあります。長期的に与える場合は、栄養的に完全でバランスの取れた療法食を獣医師と相談して選ぶ必要があります。 症状が2週間以上続く場合は、まず動物病院で寄生虫や基礎疾患の検査を受け、その後に療法食を開始してください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Hand MS et al., Small Animal Clinical Nutrition, 5th Ed, Chapter 31 Adverse Reactions to Food
[2] Fascetti AJ, Delaney SJ, Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Chapter 8 Commercial and Home-Prepared Diets
[3] Ettinger SJ, Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th Ed, Adverse Food Reactions in Cats
[4] Olivry T et al., Critically appraised topic on adverse food reactions of companion animals, BMC Vet Res, 2017