下痢や大腸炎を繰り返す犬のために、低残渣の療法食5種類を比較しました。成分、脂肪含有量、適応症、与え方のコツをまとめてお伝えするので、愛犬にぴったりのフード選びのお手伝いをさせていただきます。

| 項目 | ロイヤルカナン GI Low Fat | ヒルズ i/d Low Fat | ピュリナ EN | ロイヤルカナン GI | ヒルズ i/d |
|---|---|---|---|---|---|
| 脂肪含有量 | 6.5% | 7.5% | 8% | 12% | 13% |
| 主な適応症 | 膵炎・リンパ管拡張症 | 脂肪制限が必要な下痢 | 急性胃腸炎・慢性下痢 | 一般的な胃腸トラブル | 回復期・消化障害 |
| 主なタンパク質 | 鶏肉 | 卵・豚レバー | 鶏・サーモン | 鶏肉 | 鶏肉 |
| プレバイオティクス | True | True | True | True | True |
| 価格帯(2kg) | 6,000円台 | 6,000円台 | 5,000円台 | 6,000円台 | 6,000円台 |
2026年5月時点の国内動物病院・オンライン平均価格。正確な価格は処方を受ける病院でご確認ください。


処方食を開始する前に必ず確認してください。
処方食は「薬」に近い性質を持っています。獣医師の診断なしに長期間与えると、栄養の偏りや根本的な病気を見過ごす恐れがあります。① 下痢や粘液便が4週間以上続く場合は、餌を変更する前にまず糞便検査と血液検査を受けてください。② 処方食は通常、4~8週間試した後に効果を確認します。③ 自己判断で低脂肪の処方食を長期間与えると、犬は成長が遅れるリスクがあります。④ 餌は7~10日かけて徐々に切り替えてください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed — Chapter 8: Commercial and Home-Prepared Diets, Fascetti AJ, Delaney SJ
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 25: Nutritional Support, Table 25.1, 25.2
[3] Hand MS et al., Small Animal Clinical Nutrition, 5th Ed — Chapter 64: Acute Gastroenteritis, Colitis