猫の膀胱・尿路用療法食は、膀胱炎や尿路結石、下部尿路疾患に苦しむ猫のために、ミネラル含有量と尿のpHを医学的に調整した特殊なフードです。本当に重要なのは、結石の種類によって適した製品が全く異なるという点です。


必ず獣医師の処方箋に基づいて開始してください。
処方食は一般的なキャットフードとは異なります。結石の種類が不明なまま安易に与えると、かえって別の種類の結石ができる可能性があります。膀胱の超音波検査、尿検査、X線検査で結石の種類を確認し、獣医師の処方を受けてから開始してください。また、健康な猫には長期的な投与が適さない場合もあります。
| 項目 | ロイヤルカナン ユリナリー S/O | ヒルズ c/d マルチケア | ピュリナ UR St/Ox |
|---|---|---|---|
| 対象となる結石 | ストルバイト・シュウ酸塩 | ストルバイト・シュウ酸塩 | ストルバイト・シュウ酸塩 |
| 主な特徴 | 尿の希釈・結石溶解の強化 | ストレス性膀胱炎の併行管理 | 尿pHの調整・結晶の抑制 |
| ウェットライン | あり(パウチ・缶) | あり(缶) | あり(缶) |
| 過体重併用製品 | ユリナリー モデレートカロリー | c/d+メタボリックの混合処方 | 別途なし |
| 処方の要否 | 必要 | 必要 | 必要 |
製品の輸入状況によりラインナップが変わることがあります。最新の処方可能な製品は、担当の動物病院で確認してみてください。


長期的な投与中は、定期的な健康チェックも忘れずに行いましょう。
処方食の管理では、通常4~6か月ごとに尿検査(必要に応じて腹部X線検査)を行い、効果を確認することが推奨されます。処方食を与えていても結石が減少しない場合や、尿のpHが目標範囲から外れている場合は、製品の変更や追加の治療が必要になることがあります。また、獣医師の許可なくおやつや他の餌を同時に与えないことも重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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