犬の不正咬合は、歯の並びがずれている状態であり、食事や口腔健康に影響を及ぼす可能性があります。飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。



口が頻繁に開いたままになったり、食べ物を噛めなくなったりする場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。
犬が口を頻繁に開けたままにする、あるいは食べ物を噛めないような場合は、不正咬合が悪化している可能性があります。この状態が続くと、歯の損傷や口腔内の感染症を引き起こす恐れがあります。速やかに獣医師にご相談ください。


| 項目 | 適した時期 | 効果のレベル | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| 矯正器具の使用 | 幼少期~青年期 | 中程度 | 適応期間が必要で、獣医師によるモニタリングが必要です |
| 抜歯 | 成犬期以降、または必要に応じて早期 | 高い | 手術前に正確な評価が必要です |
| 外科的矯正 | 重度の場合、成犬期以降 | 非常に高い | 専門の獣医師との相談が必須です |
治療方法は犬の年齢、不正咬合の程度、犬種によって異なります。獣医師と相談のうえ決めてください。
歯の保定装置を使用している間、食べ物が挟まらないようご注意ください。
装具を着用中は、歯の間に食べ物が挟まらないように注意してください。食べ物が挟まったままになると腐敗し、口腔内の感染症を引き起こす可能性があります。毎日清掃を行い、獣医師が推奨する食事方法に従ってください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Asher, L. et al. (2009) Inherited defects in pedigree dogs. Part 1: Disorders related to breed standards. Veterinary Journal, 182, 402–411.
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2022.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier, 2021.