犬の食事としてドライフード、ウェットフード、生食のどれが最も適しているかお悩みの方へ。栄養バランス、消化器の健康、リスク要因を考慮した重要な情報を一度にまとめました。



| 項目 | ドライフード | ウェットフード | 生食(ローフード) |
|---|---|---|---|
| 水分含有量 | 低い(6~10%) | 高い(70~80%) | 高い(肉ベース、製品によって異なる) |
| 保管のしやすさ | 非常に簡単 | 普通(開封後は冷蔵) | 非常に難しい(冷蔵/冷凍が必須) |
| 歯の健康 | 良い(噛む動作を促す) | 普通 | 普通 |
| リスク要因 | 栄養バランスの偏りの可能性 | 変質のリスク | 微生物汚染のリスク |
生食は微生物汚染のリスクが高く、特に犬や免疫力の弱い犬には注意が必要です。

生食を与えた場合、すぐに動物病院を受診する基準
犬が生肉を食べた後に下痢、嘔吐、食欲不振、発熱などの症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。特に免疫力が弱い幼犬や老犬では、微生物感染による深刻な合併症が生じる可能性があります。生肉の保管と調理には徹底的な衛生管理が不可欠であり、汚染リスクが高い製品は避けるべきです。

生食は家庭で調理する場合、微生物汚染や栄養バランスの崩れのリスクが高いため、獣医師や専門の栄養士の指導なしに始めることは避けてください。特に犬、妊娠中の犬、免疫力が低下している犬には生食を与えないよう注意が必要です。また、生食は必ず冷蔵保存し、調理前には十分に洗浄してください。犬が食べ残した分はすぐに廃棄しましょう。生食は主に肉をベースにしているため水分量が多く、水分補給に役立つ場合がありますが、正確な水分含有量は製品によって異なります。保存や調理時には衛生面に特に留意してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Freeman LM, Chandler ML, Hamper BA et al. (2013) Current knowledge about the risks and benefits of raw meat-based diets for dogs. Journal of the American Veterinary Medical Association, 242(1), 102-110.
[2] Morelli G, Catellani P, Miotti Scapin R et al. (2020) Evaluation of microbial contamination and effects of storage in raw meat-based dog foods purchased online. Journal of Animal Physiology and Animal Nutrition, 104(4), 690-697.
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me (2024). Chapter 5: Feeding Your Dog – What’s Safe and What’s Not.