犬が心臓病の治療のためにβ遮断薬を服用する際に、飼い主さんが必ず知っておくべき重要な情報をまとめました。副作用、服用方法、注意事項などを一目で確認できます。



直ちに動物病院を受診が必要な緊急時
心拍数が異常に遅くなる徐脈や、失神、呼吸困難、重度のショック(低血圧)の症状が見られた場合は、すぐに病院へお越しください。これは命を脅かす可能性のある深刻な副作用である可能性があります。


| 項目 | 選択性 | 主な副作用 | 使用上の注意 |
|---|---|---|---|
| アテノロール | β1選択的 | 徐脈、無気力 | 収縮機能低下(心不全)時は注意 |
| ソタロール | 非選択的 | 気管支収縮、低血圧 | 呼吸器疾患の患者は注意 |
| メトプロロール | 獣医師の処方に従う | 眠気、めまい | 肝機能低下時は用量調整 |
β1選択的薬物(アテノロール)は気管支収縮のリスクが少ないため非選択的薬物より好まれ、獣医師が患者の状態に合わせて薬物と用量を決定します。
服用中の禁忌事項および注意事項
心不全、低血圧、呼吸器疾患などで心拍数が著しく低下している場合は、ベータ遮断薬の使用が制限されることがあります。投与前に必ず獣医師が犬の全体的な健康状態を評価する必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell, 2022.
[2] Lipman J, et al. Beta-blockers in canine heart disease: clinical applications and monitoring. J Vet Cardiol, 2021, 35: 123–135.