子犬を初めて迎えた飼い主様向けの、4週間ごとのチェックリストです。初診からワクチン接種のスケジュール、社会化のゴールデンタイムまで、生涯の健康の土台となる重要なタスクをまとめました。

保護後72時間以内に必ず確認すべきこと
新しい環境の変化によるストレスで、子犬の免疫力は一時的に低下します。72時間以内に動物病院で一般的な健康診断、寄生虫検査、心臓聴診を受ける必要があります。また、譲渡先から受け取ったワクチン接種記録、駆虫記録、親犬の情報は必ず保管してください。記録がない場合や不明確な場合は、最初からスケジュールを組む必要があります。

| 項目 | 1週目 | 2〜3週目 | 4週目 |
|---|---|---|---|
| 検診 | 初回の身体検査・糞便検査 | 接種前のコンディション確認 | 月齢の総合評価 |
| 接種 | 分譲記録の確認のみ | 混合ワクチンの接種を実施 | 次回接種の予約+狂犬病スケジュール |
| 寄生虫予防 | 糞便結果に応じて駆虫 | フィラリア・外部寄生虫の予防開始 | 月1回の定期スケジュールを定着 |
| 社会化 | 静かに環境に慣れるのみ | 家族との安定した相互作用 | さまざまな人・音・床面への曝露 |
| 外出 | 全面禁止 | 全面禁止 | 5回目+2週間前まで禁止 |
上記のスケジュールは一般的な基準であり、実際の回数と時期は動物病院で子犬の状態に合わせて調整します。

この兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
子犬は免疫力が弱いため、症状が急速に悪化することがあります。以下の兆候が見られた場合は、診察を先延ばしにせず、24時間対応の動物病院へお越しください。 - 12時間以上、飲水や餌を拒否している - 黄色や緑色の嘔吐、または血便・黒色便 - 歯茎が蒼白または青みを帯びている - 体温が39.5度以上、または38度未満 - 痙攣、立ち上がれない状態、意識レベルの低下 - 呼吸が荒く、1分間に40回以上の速い呼吸 特にパルボウイルス感染症やジステンパー(犬ジステンパー)のような致命的な感染症では、発症後24時間が生死を分けるため、その重要性を忘れないでください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Ettinger SJ, Feldman EC, Cote E. Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th ed. Chapter: Pediatric Health and Vaccination Protocols. 2017
[2] Landsberg G, Hunthausen W, Ackerman L. Behavior Problems of the Dog and Cat, 4th ed. Chapter: Puppy Socialization Period. 2024
[3] AAHA Canine Vaccination Guidelines, American Animal Hospital Association, 2022
[4] Veterinary Guide to Preventing Behavior Problems in Dogs and Cats, Chapter 9: Adopting a Shelter Dog, Wiley-Blackwell, 2023