犬の歯肉炎は、歯の周囲の歯肉組織に生じる炎症で、痛みや出血、口臭などの症状が現れます。早期に発見し適切に管理することで、深刻な歯の損失を防ぐことができます。



直ちに動物病院を受診すべきケース
犬が口を開けない、餌を全く食べない、歯の周囲から明らかな出血が繰り返される場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは歯周囲の組織が重度に損傷しているか、歯周炎が悪化している兆候です。特に繰り返される痛みや拒食は、早期の診断が必要な重大な兆候です。



特定の犬種は歯肉炎にかかりやすい傾向があります。
体重が5kg未満の小型犬や、顔が短い短頭種は、歯が小さく密集しているため、歯垢がたまりやすい傾向があります。こうした犬は、年齢を重ねるにつれて歯周病を発症する割合が高まるため、歯肉炎のリスクも高く、早期の予防と定期的なケアが不可欠です。歯が密集していたり、表面が粗かったりすると、歯垢がよりつきやすくなるため、獣医師と相談して個体に合わせたケアプランを立てることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Niemiec, B.A. (2011). Small Animal Dental, Oral and Maxillofacial Disease: A Color Handbook. CRC Press.
[2] Erin P. Ribka and Brook A. Niemiec (2018). Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley-Blackwell.