多猫世帯で猫同士のトラブルを減らす、実証済みの方法5つをご紹介します。同居の進め方から、資源を「N+1」個配置する考え方、垂直空間の設計、フェロモン製品の活用、新しい猫を迎える際の選び方まで、獣医行動学に基づいてまとめました。

すぐに隔離が必要な危険信号
猫に出血を伴う引っ掻き傷や噛み傷が見られる場合、あるいは1匹が24時間以上全く食事や水分を摂取しない状態が続く場合は、すぐに物理的に隔離してください。このような状態で無理やり仲直りを図ろうとすると、かえって逆効果になります。隔離後は、同居生活を最初の一歩からやり直す必要があります。



一緒に暮らすことに成功しても、その後に再びトラブルが起きる可能性があります。
引っ越し、新しい家具の導入、同居人の変化、病気、発情期など、環境の変化が生じると、それまで仲良く暮らしていた猫の間でも再びトラブルが起こる可能性があります。そのような場合は、初めの同居開始時と同様に「匂い交換→空間の分離→段階的な再接触」というプロセスを短く繰り返すことで、素早く落ち着かせることができます。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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