ロベナコキシブは、猫用に承認された選択的COX-2阻害剤のNSAIDsです。関節炎や術後の疼痛管理に用いられますが、腎機能と肝機能の確認が必須です。

| 項目 | ロベナコキシブ | メロキシカム | アスピリン |
|---|---|---|---|
| COX-2選択性 | 非常に高い | 中程度 | なし(非選択) |
| 猫への長期使用 | 認可(国による) | 一部の国で認可 | 推奨しない |
| 剤形 | 錠剤・注射 | 経口液・注射 | 錠剤 |
| 主な用途 | 関節炎・術後の痛み | 関節炎・術後の痛み | 限定的な使用 |
国や製造元によって認可範囲が異なるため、必ず獣医師の処方に従ってください。

次のような猫には注意して使用するか、使用しないでください。
次のいずれかに該当する場合は、ロベナコキシブの投与前に必ず獣医師にご相談ください。 - 腎臓疾患: 慢性腎臓病を患っている、または脱水状態にある猫 - 肝機能異常: 肝機能数値が高い、または肝臓疾患の既往歴がある場合 - 消化器潰瘍: 胃腸出血、嘔吐や下痢が繰り返されている場合 - 猫: 4ヶ月未満、または体重2.5kg未満は承認範囲外です - 妊娠・授乳中の猫: 安全性に関するデータが不足しています - 他のNSAIDsやステロイドとの併用: 胃腸や腎臓への副作用リスクが大幅に高まります

すぐに動物病院を受診すべきサイン
以下の症状が見られた場合は、投薬を中止し、直ちに動物病院へお越しください。 - 24時間以上続く嘔吐または下痢 - 黒色便・血便・血液を混入した嘔吐 - 完全な食欲廃絶と急激な無気力 - 尿量の急激な減少または完全な無尿 - 黄疸(歯茎や耳の裏側が黄色くなる) - 発作・痙攣・倒れる 猫は痛みや不快感を隠す傾向が強く、飼い主さんが気づかないと急激に悪化することがあります。普段と少しでも違うと感じた場合は、早めに連絡するのが安全です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition — Robenacoxib
[2] Giraudel JM et al., Pharmacokinetics and tolerability of robenacoxib in cats, J Vet Pharmacol Ther, 2009
[3] King JN et al., Clinical safety of robenacoxib in feline osteoarthritis, J Feline Med Surg, 2016
[4] Handbook of Veterinary Pharmacology — NSAIDs chapter