犬の不正咬合は、歯が正しく噛み合わず、食事や口腔衛生に影響を及ぼす口腔の問題です。早期発見と適切なケアが重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬が食事の際に痛みを示したり、口から出血したり、歯が抜け落ちたり、口臭がひどくなるような場合は、すぐに獣医師に相談してください。これらは深刻な歯周病や歯の損傷の兆候である可能性があります。遅れると治療がより困難になることがあるため、迅速な対応が重要です。



特定の犬種では不正咬合のリスクが高いため、注意が必要です。
ブルドッグ、パグ、シーズー、ボストン・テリアなど、顔が短い短頭種は、上顎の歯が狭い空間に密集しやすいため、不正咬合や歯科疾患を引き起こしやすい点に注意が必要です。特に顎の短い短頭種では、歯の並びが不均一であったり、歯が正しく整列していなかったりするため、外傷を受けやすくなります。また、シェットランド・シープドッグのように、特定の犬歯の位置異常が遺伝する品種も存在します。里親になる前にその品種の特性を理解し、乳歯から永久歯への生え変わり時期に合わせて口腔内の検査を受けることが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Asher, L. et al. (2009) Inherited defects in pedigree dogs. Part 1: Disorders related to breed standards. Veterinary Journal, 182, 402–411.
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2023). Chapter 12: Dental Disorders and Oral Health.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Ed. (2022). Section on Oral Medications and Pain Management in Canine Dentistry.