犬の脳腫瘍は、早期発見と適切な管理が生存期間を大きく左右します。品種や症状、治療選択肢を考慮し、個別に最適な管理方針を選ぶことが重要です。





| 項目 | 重要ポイント |
|---|---|
| 症状 | 発作・行動の変化・旋回・平衡障害・視力の問題などの神経症状 |
| 診断 | 神経学的検査とMRI・CTなどの精密画像検査 |
| 治療 | 手術・放射線・症状(発作)の薬物管理、神経・腫瘍専門の診療 |
| 注意 | 「脳細胞再生」などの偽製品で診断・治療を先延ばしにしないこと |
| 救急 | 止まらない発作・意識低下時は直ちに病院へ |
特定の製品・病院を推奨する表ではなく、獣医師と相談する際に参考とする基準です。治療・検査の決定は必ず診療を通じて獣医師とともに行ってください。
注意:脳腫瘍を疑う症状が現れた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
犬が突然痙攣を起こしたり、方向感覚を失ってぐるぐると回るような行動を見せたりした場合は、脳の異常を疑うべき神経症状です。ただし、こうした症状は脳腫瘍だけでなく、他の神経疾患でも現れる可能性があるため、正確な診断が不可欠です。発作が止まらなかったり、意識が低下したりするなど、緊急の兆候が見られた場合は、一刻も早く動物病院へ連れて行ってください。ボクサーやゴールデン・レトリバーなどは脳腫瘍の素因が報告されている品種であり、診断される平均年齢は約9歳です。そのため、中年以降にこのような神経症状が見られた場合は、速やかに神経・腫瘍の専門診療を受けることが重要です。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2023). Chapter 14: Intracranial Tumors in Dogs and Cats.
[2] Veterinary Surgical Oncology, 2nd Ed. (2021). Section on Canine Brain Tumors and Treatment Outcomes.
[3] American Veterinary Medical Association (AVMA). Guidelines for Cancer Care in Companion Animals (2022).