犬の心臓疾患の管理に効果的なACE阻害剤の選び方と、おすすめ製品3種の比較分析をご紹介します。必ず獣医師の指導のもと、安全にご使用ください。





| 項目 | 形態 | 1日の服用量 | 主な長所 |
|---|---|---|---|
| ベナゼプリルカプセル | カプセル | 0.5mg/kg | 12〜24時間間隔、服用が便利 |
| エナラプリル粉末 | 粉末 | 0.5mg/kg | 服用量の調節が容易、食事と混合可能 |
| テルミサルタン液状 | 液状 | 1mg/kg | ドロップ型、服用が簡単、長期使用でも安定 |
獣医師が体重と状態に合わせて服用量を決定します。服用前に必ず検診を受ける必要があります。
注意事項および禁忌事項
犬のACE阻害剤は、脱水状態や低血圧がある場合は慎重に使用し、腎臓の数値(窒素血症)が上昇した場合は、まず利尿剤の用量を減らし、必要に応じてACE阻害剤を減量または中止します。服用中に低血圧によるめまい、嘔吐や食欲不振などの胃腸症状、咳が現れた場合は、すぐに獣医師にご相談ください。ただし、咳は薬自体の一般的な副作用というよりも、心臓病が進行しているサインである可能性があります。特にカリウム保持性利尿剤などの他の薬と併用すると、高カリウム血症などの相互作用が生じる可能性があるため、現在服用中のすべての薬を教えてください。定期的な血液・腎機能検査で副作用をモニタリングする必要があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Handbook of Veterinary Pharmacology (2023). Chapter 3: Drugs Used in Heart Failure Therapy.
[2] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats (2021). Section on ACE Inhibitors in Canine Heart Disease.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition (2022). ACE Inhibitors: Clinical Use and Dosing in Dogs.