猫の徐脈や房室ブロックは、心臓の伝導系に異常が生じることで起こる深刻な状態です。適切な管理と治療により、生活の質を向上させることができます。





| 項目 | 重要ポイント |
|---|---|
| 状態 | 心臓の電気信号の伝達障害により拍動が遅くなるが、猫は補充調律(脱出調律)により比較的耐えられる傾向 |
| 症状 | 失神、虚脱、無気力、運動不耐性(症状がない場合も多い) |
| 診断 | 心電図(ECG)・心臓超音波・血液検査で確認 |
| 治療 | 経過観察または人工ペースメーカーの埋め込み(獣医師が決定) |
| 管理 | 定期的な追跡診察、ストレスの最小化、自己判断での治療変更は禁止 |
特定の製品・病院を推奨する表ではなく、獣医師に相談する際に参考にする基準です。治療・検査の決定は必ず診察を通じて獣医師と一緒に行ってください。
注意事項と禁忌
心臓の伝導異常がある猫には、激しい運動や急なストレスを避けることが望ましいです。特にカルシウムチャネル阻害薬やβ遮断薬などの薬剤は房室伝導をさらに遅らせ、完全房室ブロックを引き起こす可能性があるため、獣医師の処方なしに他の心臓用薬と併用しないでください。すべての薬物や補助剤については、必ず担当の獣医師と相談して決定し、飼い主が独断で併用したり中止したりしないようにしてください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Feldman EC, Nelson RW. Canine and Feline Cardiology. 5th ed. Philadelphia: Elsevier; 2019.
[2] Bonagura JD, Twedt DC. Veterinary Cardiology. 2nd ed. St. Louis: Elsevier; 2021.
[3] American College of Veterinary Internal Medicine. Guidelines for the Diagnosis and Management of Feline Arrhythmias. 2022.