赤ちゃんが生まれた後、猫が隠れるようになったり攻撃的になったりする場合は、ストレス反応です。環境の工夫、フェロモンディフューザーの使用、匂いの慣れさせ方など、飼い主さんがすぐに実践できる管理方法をステップ別にまとめました。


このような行動が見られた場合は、すぐに獣医師にご相談ください。
赤ちゃんに直接攻撃的な姿勢を見せる、5日以上隠れていて食事や睡眠も取らない、血尿や嘔吐などの身体的症状を伴う場合は、重度のストレスや基礎疾患が原因の可能性があります。行動修正の前にまず身体検査が必要です。


| 項目 | 効果 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 空間分離の設計 | ★★★ | 簡単 | 無料 |
| においの段階的な紹介 | ★★★ | 簡単 | 無料 |
| フェロモンディフューザー | ★★☆ | 簡単 | 月2,000円〜3,000円 |
| 垂直空間の確保 | ★★★ | 普通 | 3,000円〜10,000円 |
| 日課の維持 | ★★★ | 難しい | 無料 |
| 獣医師による行動相談 | ★★★ | 難しい | 5,000円〜10,000円 |
効果の評価は獣医行動学の一般的な推奨を参考にまとめた相対的な比較であり、猫や状況によって実際の効果は異なる場合があります。
多頭飼いの場合は、猫同士の関係性にも注目してみましょう。
新生児の誕生後、同居猫同士が突然喧嘩を始めることがあります。ストレスを感じた猫は攻撃に対する寛容度が低下し、普段仲良くしていた同居猫に対しても攻撃性を向けてしまうことがあります。これを「転嫁性攻撃(リダイレクトアグレッション)」と呼びます。特に病院の匂いなど、慣れない匂いが付いて帰ってくると、同居猫が「見知らぬ個体が侵入した」と認識して、さらに争いが激化することもあります。病院から帰ってきた飼い主様や赤ちゃんの用品は、1日ほど別の部屋に置き、同居猫が匂いにゆっくりと慣れるようにしてあげてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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